DNSがよくわかる教科書 ch9 DNSに対するサイバー攻撃とその対策
対象と手法によるDNS関連攻撃の分類
攻撃対象 \ 攻撃手法 | flood | 仕様の弱点を突く | 実装の不具合・ 運用の問題を突く |
---|---|---|---|
DNSそのもの | ランダムサブドメイン攻撃 | ランダムサブドメイン攻撃 | DoS攻撃 |
他者 | DNSリフレクター攻撃 | キャッシュポイズニング | キャッシュポイズニング ドメイン名ハイジャック |
対象と効果による攻撃対策の分類
守る対象 \ 対策の効果 | 攻撃の無力化 | 攻撃の効果の低減 |
---|---|---|
DNSの構成要素を守る | ||
DNSのデータを守る |
攻撃の影響範囲
スタブリゾルバーの影響範囲
- その機器のアプリケーション全て
フルリゾルバーの影響範囲
権威サーバーの影響範囲
- そのドメイン全体
Column: IP Anycast
DNSの特性が攻撃に及ぼす影響
- 通信プロトコルに由来する影響
- 普及状況に由来する影響
- 通信の特性に由来する影響
- DNSは 1 question - 1 answer
- questionセクションはそのままコピーされるので、answerはかならずquestionよりも大きくなる
- この特性は攻撃の規模の増大に利用される
代表的な攻撃手法、概要、対策
DNSリフレクター攻撃
- 送信元IPを攻撃対象のIPに偽装して問い合わせる
- フルリゾルバー/権威サーバーは攻撃対象にanswerしてしまう
特徴
対策
- DNSリフレクターはじめとするDDoS全般の対策は2つのポイントがある
- 攻撃からの防御
- 攻撃に利用されない
- 攻撃に利用されないための対策
ランダムサブドメイン攻撃
特徴
- 通常の問い合わせとの区別がつかず、根本的な解決を実施しにくい
対策
BINDの脆弱性を点いたDoS攻撃
対策
キャッシュポイズニング
特徴
対策
- ソースポートランダマイゼーション
- DNSクッキー
- 次章にて
登録情報の不正書き換えによるドメイン名ハイジャック
- 手法